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ALS患者高野元の日常と思考と回想

[読書] 競争優位の終焉

      2014/12/18

新刊を読みました。今のところ、私の2014年のベスト経営書です。

競争優位の終焉 市場の変化に合わせて、戦略を動かし続ける

ポーターに代表されるポジショニング戦略が、変化の時代の経営戦略をおかしくしていると強く感じており、これに対抗するための理論構築をしたいと常々考えてきました。

観点はおおまかに、

・競争戦略論の前提と、現在の市場との乖離
・既存事業と新規事業を分離する必要性
・このために従来とは異なる経営指標の導入
・市場の変化に対応できる事業開発プロセス
・組織文化とリーダーシップのあり方
・個人のキャリアプランの描き方

といったところかなと考えてきたのですが、この本にはこの全てが盛り込まれています。

このうち事業開発プロセスは、スティーブブランク氏の「スタートアップマニュアル」「アントレプレナーの教科書」と同じことを書いていますが、大企業の経営者が受け入れやすい記述にしてありますね。

私にとって新しかったのは、
・人材を含む資源配分の意思決定方法
・衰退の兆しをとらえた既存事業の撤退方法

が類型化されている点です。

中堅規模以上の企業の事業企画部門・経営企画部門のリーダークラス以上は必読ではないでしょうか。

 - 読書メモ