2014年はフューチャー・セッションに力を入れます

フューチャーセッション

年末のブログ記事にも書きましたが、昨年の後半に日本の第一人者である野村恭彦さん率いる株式会社フューチャーセッションズが開催した「イノベーション・ファシリテータ講座」を受講して、自らフューチャー・セッション(以下FS)を企画・実施できるように準備をしてきました。

フューチャーセッションのポータルサイトとでも言うべきサイト ourfutures に、フューチャーセッションの定義がありますので引用します。

フューチャーセッションは、最適解のない複雑な問題を解決するために、企業・行政・NPOなどのセクターの壁、組織内の部署の壁、専門分野の壁など、立場の違いを超えた対話により、協調アクションを生み出す場です。

FSはワールドカフェなどの単体の対話技法ではありません。上記引用のように、さまざまな対話技法を組み合わせて、異なる立場の人の関係性を改善し、最終的にはアクションを生み出すことが求められます。

私は事業開発コンサルティングの中で、「なぜその事業をやるのか?」のモチベーションを深く確認すること、新しい試みを阻害する既存組織の慣習を壊すこと、の必要性を痛感してきました。FSは、この課題に対する強力な解決策になりうると確信しています。

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ある程度、その思想とテクニックを学んだので、今年の前半はFSを主体的に開催していくことにしました。昨年の経験から、単発での開催では集客に苦労し、活動の連続性を維持できないので、同一のテーマで複数回行う企画 にしています。

どういうテーマにしようかと考えたのですが、

  • 東京オリンピックが決まったことにより、いやがおうにも海外と向き合わなければならない状況が出現すること
  • 昨年実験的に開催した、東京オリンピックテーマのFSが好評だったこと
  • TheWave塾の仲間がこのテーマで活動を開始したので、私もこれに参加すること

から、「みんなのクール・ジャパン」と題して3回シリーズで仕掛けることにしました。

  • 第1回 1/29(水) 19:00-22:00
    東京オリンピックで日本はどう変わるだろうか?
  • 第2回 2/19(水) 19:00-22:00
    みんなでできるクール・ジャパン活動はなんだろうか?
  • 第3回 3/12(水) 19:00-22:00
    世界を歩く視点から見た日本の良さはなんだろうか?

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ということで、1/29に第1回を開催しました。場所は、昨年開設したギークオフィス恵比寿です。自分たちが使える場所があることのメリットを最大限に活用しています。

以下にフューチャーセッションの様子を載せておきます。当日の進行やアウトプットはこちらに掲載していますので、ご興味ある方はご参照ください。

未来の変化の兆しを探すシグナルストーミングと、シナリオ分岐軸の選定

 

未来新聞の作成

 

ブレインストーミングの成果物

 

未来新聞の成果物

 

参加者が撮ってくれた私のファシリテーションの様子