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ALS患者高野元の日常と思考と回想

ワークライフ・バランスの大切さ

   

TEDxTokyoの講演はどれも興味深く学びにつながるものがたくさんありました。

その中で最も心に残ったのが、小室淑恵さんのプレゼンでした。ワークライフ・バランスをキーワードにコンサルティングをしていて有名な女性社長ですから、これ以上の説明は不要でしょう。

講演のエッセンスを一言で言うと、残業を減らしワークライフ・バランスを向上させることで、下記に挙げる多くの社会問題が解決に向かうというものです。

  • 大介護時代の到来
  • 社会保障費の増大による財政難
  • 女性の活用を含むダイバーシティ対応が未熟
  • 少子化による労働力の減少
  • 就労環境の劣化によるうつ病の増加

詳細はYouTubeに講演がアップされているのでそちらをぜひ観ていただきたいのですが(上記エッセンスのスライドは11:33ごろです)、体験が多様化することによってよいアイデアが生まれ、付加価値の高いアウトプットを出せるようになるというのが、その根拠になっています。

さて私個人の話になりますが、ワーカホリックに近かった働き方を、この一年で随分あらためることができました。

今となっては恥ずかしい気持ちを持っていますが、片道1時間ほどの通勤時間に加えて、会社に朝9時に出社して退社は0時をすぎるような生活を何年も続けました。時期によっては、週末を定期的な海外出張の移動日に当てていたこともありました。自分では当然だと思っていましたし、部下にも明に暗に相当なプレッシャーをかけていたと思います。

上記の講演にもありましたが、こういう働き方をすると能力としては長期的に低下していくものです。思い返しても、複雑化した問題に対してすっきりとした解決策が浮かばなかったり、スキル不足の領域を学ぼうとしても上滑りしてなかなか定着しなかったりしていました。

また、家庭に割く時間が極端に減少してしまい、後悔していることがいくつかあります。とくに長男の成長期(小学校高学年〜中学生)に向きあう時間が足りなかったことは残念に思っています。また、一時期は友人との交流も途絶え勝ちになっていたことも大きなストレスの原因でした。

現在はクライアント様の理解もあって時間や場所の使い方に融通がきくので、仕事のアウトプット/各種情報のインプットと勉強/家庭と趣味、に割く時間をいい具合にバランスできるようになってきています。仕事のアウトプットも、以前よりも質の高いものを短い時間で出していると感じています。まだまだ改善余地はあるのですが、以前に感じていた様々なプレッシャーやストレスから開放されている感じを持てるようになりました。

こうした感覚をチームとして持てるようになりたいですね。むやみに残業せずに成果が出せる付加価値の高い働き方につながるよう、自分のスキルをさらに磨いて、お客さまや周囲に還元していきたいと思います。

 

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