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ALS患者高野元の日常と思考と回想

シルクロードに行ってきた:トルファン(1)

      2014/12/22

4/18-4/19:新疆ウィグル自治区トルファン

 

敦煌から次の目的地のトルファンに移動するためには、120Kmほど離れた蘭新線の柳園駅に行かねばなりません。蘭新線は、甘粛省の省都である蘭州から新疆ウィグル自治区省都のウルムチを結ぶ鉄道で、すでに訪れた嘉峪関もこの路線上にあります。

柳園への道:

この柳園駅を10:41に出る列車を予約していたので、8時過ぎには市街を出なくてはなりません。ホテルを7:40ごろチェックアウトして、柳園行きのバスが出るバスターミナルに向かいました。しかし、すでに8時発のバスは満席だったので、タクシーで向かいました(130元)。敦煌から柳園には128Kmもあるのに、沙漠の道をひたすら走るだけで、ちょっとつまらない2時間でした。

柳園までの風景

トルファンへ:

無事に10時過ぎに柳園駅に着き、予定通りウルムチ行きの快速列車に乗り込みました。柳園からトルファンまでは7時間半かかります。チケット購入時に空いていたのが新空調硬臥、つまり新型エアコン車の硬いベッド席です。鉄道の様子は、のちのエントリに譲るとして、こちらも沙漠の中を延々走り続けて、無事にトルファンに到着しました。

トルファンは、漢字では「吐鲁番」と書き、tulufanと発音します。ウィグル語で「窪んだ地」という意味だそうです。その名のとおり、トルファン一帯は海抜以下の低地にあり、市街に近いアイディン湖の水面は海抜-154mで中国で最も標高が低い位置にあるということです。このため、アイディン湖は中国の死海とも呼ばれます。

トルファン駅では、まずは翌日夕方のウルムチ行き列車のチケットを取りました。残念ながら指定席は満席で自由席しかとれませんでしたが、たった2時間ですからなんとかなるでしょう。

鉄道のトルファン駅がある大河沿鎮から、トルファン市街までは50Km強離れており、バスで一時間ほどかかります。

トルファン駅そばのバスターミナルにて

このバスに乗ってトルファン市街に入り、ホテルにチェックインした頃には夜8時を過ぎていました。北京時間とのズレの関係でまだまだ周囲は明るかったのですが、夕食を食べに市場に出かける頃にようやく暗くなりました。

夜の市場にて:

街の中心部に沢山の屋台が出て、多くの人達が食事をしています。私もこの雰囲気を味わうべく、西域の名物料理である砂鍋とチュルチュレ(曲曲)を食しました。このチュルチュレはウィグル族の料理で、餃子をトマトスープで似たものですが、抜群に美味しい。今回の旅行で、一番の大ヒットローカル食でした。

屋台の様子

砂鍋

チュルチュレ

新疆版燕京ビール

沙漠の中のオアシス都市に、このような豊かな食文化が存在することに驚き、人間のたくましさや創造力を強く感じさせられました。ウィグル族はイスラム教徒なのですが、市場でビールが普通に出てくるというのには、ちょっと驚きました。漢民族が飲むからなんでしょうか。

吐鲁番商場:

翌日、郊外の遺跡を回ったあと(その内容は次のエントリにて)、列車に乗る前に散策した市場の様子を紹介します。

外観は立派ですが、中に入ると出店の寄り合いです

羊の内臓でしょうか? 食べる勇気はありませんでした

スイカを切り売りしています(一切れ1元)

みずみずしい野菜がたくさんあります

牛肉は吊しで売られています

木の実は秤で売られています

市場を覗くと人々の生活が垣間見えます。トルファンは、沿岸部の都市とは全く違った中央アジアの匂いにあふれていました。

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