タイ編 〜 タイ国鉄
バンコクからの移動にはタイ国鉄を利用しました。マレー鉄道ほどに写真を取れなかったのですが、車窓の風景を紹介します。
ファランポーン駅からアユタヤー駅へ:
午前中にバンコク観光をする時間が取れる、14:30発15:58着の快速列車(Rapid)を時刻表で確認し、朝一でファランポーン駅でチケットを取りました。たった65バーツ(約180円)です。
ファランポーン駅は、タイ国鉄の起点となる重要な駅ですが、造りは質素であまり大きくありません。多くの客が列車待ちで待合室に座り込んでいました。私は2階にあるレストランでランチを取っておきました。
ヨーロッパの鉄道と同じように、ホームを周囲から隔離するものは何もなく列車が止まっています。
急行2等車はどんな感じかと思いましたが、予想通り冷房はなく古いものでしたが結構混んでいました。出発してしばらくすると、車掌が来て改札をしていきます。
途中の駅で停止するたびに売り子が乗り込んで、弁当や飲み物を売り歩きます。30年くらい前の日本の国鉄の風景を思い出しました。
こんな田園風景の中を1時間半ほど走って、アユタヤー駅に着きました。
アユタヤー駅からピサヌローク駅へ:
午前中もアユタヤーの遺跡を見てまわり、アユタヤー駅についたのは目的の12:15発列車までぎりぎりの12時過ぎでした。祈る気持ちでチケット売り場に並びましたが、問題なく買えました。
ピサヌローク行きチケット
この列車は特別急行(Special Express)で、もう2等車しかあいておらず、425バーツ(約1200円)かかりました。しかし、特急だけあって冷房完備で、途中で飛行機の機内サービスよろしく弁当と飲み物(コーラ)も付いてきました。
車掌には男性と女性がいて、男性は鉄道員として乗客のチケット改札、女性は到着の案内と上述の車内サービスを担当していました。アユタヤーに向かうときに乗った快速の乗員とはちがう軍服のような制服を着ており、女性はミニスカートだったので少々驚きました(残念ながら写真は撮りそこねました)。
この2等車の乗客はほとんどがバックパッカーで、さらにそのほとんどがピッサヌロークで降りました。多くの人がスコータイ遺跡を目指したのでしょう(実際、翌日にヨーロッパの二人組と遺跡で会いました)。
ピサヌローク駅も田舎の小さな駅でした。