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ALS患者高野元の日常と思考と回想

丹東市に行って北朝鮮国境を見てきました

      2015/04/22

7月中旬に社員旅行で丹東市に行ってきました。
社員の親睦とロイヤリティ向上のために昨年はじめて実施し、今年は二回目になります。
丹東市は、中国遼寧省の都市の一つで、鴨緑江を挟んで北朝鮮と接する国境の町です。
丹大高速という高速道路を使って、大連から4時間程度の場所にあります(→Wikipedia)
いくつかの観光地を巡りましたが、特に印象的だった、鴨緑江断橋と虎山長城について紹介します。
(1) 鴨緑江断橋
鴨緑江は、古くから中国大陸と朝鮮半島の境界線で要衝の地でした。
また、日清戦争、日露戦争においても会戦の場となりました。
日清戦争後に朝鮮半島に進出していた日本は、日露戦争の勝利後に中国遼東半島の利権を獲得し、朝鮮半島から満州を支配するようになりました。
そこで1909-1911に開発されたのが、鴨緑江橋梁です。この橋の完成により、朝鮮半島を走る京義線と南満州鉄道が接続されたということです。この橋は後述するように北朝鮮側が破壊されており、その奥に見える鴨緑江大橋が現在使われており、自動車道路と鉄道が通っています。

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鴨緑江橋梁は、中国側・河川部・朝鮮側の三つに分かれており、大型船の通行時には河川部が90度回転するようになっていたそうです。

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第二次大戦の終了により中国側(当時はまだ中華民国)に接収されたのですが、朝鮮戦争中にアメリカ軍の爆撃により朝鮮側の橋が破壊され、断橋となりました。爆撃で破壊された橋の断面が、そのまま残されています。

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朝鮮戦争において中華人民共和国は北朝鮮を支援し、志願兵を多数戦地に送り込みましたが、この鴨緑江橋梁がその兵站路となっていたため、米軍の攻撃を受けました。ただ、米軍は中国と交戦は望まなかったため、橋の朝鮮側のみを破壊したと言うことでした。
この断橋は現在は観光地であり、橋の先まで行くことができます。当然、そこからは北朝鮮の様子を見ることができます。この橋の対岸には、なぜか遊園地の観覧車が見えますが、動きませんし人が乗っている様子もありませんでした。

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橋のそばには遊覧船の発着所があり、30分ほど断橋の回りを遊覧できます。北朝鮮国境ぎりぎりを通るため、対岸の様子がよくわかります。
丹東側は大きなマンションが建ち並んでいるのに対し、北朝鮮側は森で景色を隠しています。ガイドの話ではかなり貧しい生活をしていると言うことでした。ほんの1Km程度の距離なのに、その違いはあまりにも大きいものです。

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※ガスが出ていたので、ちょっとわかりにくい写真になってしまいました。

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