征婚活動

大連生活

#メモだけ書いておいてアップが遅くなりましたが、3/28@大連のできごとです。

仲間とテニスをするために、街の中心部にある労働公園に行ったのですが、日曜の朝と言うことで、中国らしい朝の風景をあちこちに見ることができました。

太極拳のサークルや、演舞のサークル、合唱のサークルもありました。

年配の方たちは、こうして集うことで、心も体も健康に過ごしていくのでしょう。

さて、その中でこの人だかりはいったい何のサークルでしょうか?
なにやら書き込まれた紙があちこちに張り出されています。

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どうやら、青空結婚相談所のようです。

未婚の息子・娘を持つ親が、相手を求めて集まっています。
履歴書のようなもので、自分の息子(あるいは娘)のアピールをしていて、マッチングできそうな娘(あるいは息子)を持つ親同士、結婚の条件が合うのかどうか話しているようです。

写真を撮るのは一瞬気が引けましたが、よく見てみるとみんな履歴書は携帯のカメラで撮っていましたので、遠慮なく撮りました。

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この方は女性のようですね(プライバシーにあたりそうな箇所は加工しています)。

「征婚」と書いて「結婚相手募集」の意味になります。

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以前、上海や北京でこのような親同士が公園で子供の結婚相手を探すという話を聞いたことがありましたが、大連でもあるんですね。

中国の人口構成比を調べてみると、19才以下は、女子100に対して男子114~123(年齢層ごとに拡大)とありました。(出典:人民網「中国の19歳以下人口、男女比にアンバランス」)

モデルを超簡略化して、同年齢の男女が完璧にカップルになれる前提で考えてみます。

ここ3年のデータを元に毎年の新生児が約1600万人として、約20%の人口の不均衡があるとして、毎年145万人の男性が伴侶をもてないことになります。

日本の新生児数は、2007年度で109万人程度と言うことなので、これを上回る数の男性が結婚できないと言うことになります。これは大変ですね。

中国では、結婚の条件として日本以上に経済力が重視されます。そのため、男の方がマンションを購入して甲斐性のあるところを見せないと、相手の親に結婚を認めてもらえないそうです。

社員を見ていると、彼女がいる男性は年収を顧みず(!)マンションを購入し、また女性は彼氏のお金の使い道をがっちり監督しているようです。もちろん個人差はありますけど。

こうした若者の消費行動も、不動産バブルを助長・・・というより乗せられてしまっていますね。

日本も昭和30年代に池田内閣の所得倍増計画から始まった高度経済成長のおかげで、持ち家信仰から土地崇拝を経てバブル経済が生まれたわけですから、他国のことは言えません。

ちなみに私は、ほとんど貯金のない状態で結婚にこぎ着け、結婚後14年あまり賃貸暮らしでしたので、中国に生まれていたら未だに結婚できずに、「征婚」活動をしなければならなかったかもしれません(笑)。

大連生活

Posted by gen