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ALS患者高野元の日常と思考と回想

夏休み4日目

      2015/04/22

私の実家は、農家の分家にあたります。
本家は昔で言えば大地主で、明治時代の中ごろに本家から農地を分けてもらって独立し、以来私が4代目です。
これらの農地は、戦後の農地解放でいわゆる小作農家に分与され、結果として農家として対等な関係になりました。
こうした家が周辺に集まって集落を作っています。
さて、この佐渡の家は、上述の独立時に建てたものです。
わが家系の初代は大工の棟梁で、のちに北海道の小樽で呉服商としても成功したそうなのですが、築120年たっているというのは感心します。
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特に、大黒柱がすごい。
現在は、木造軸組みでの柱は3.5-4寸(10-12cm)が標準サイズのようですが、なんとこの家の大黒柱は、約40cmあります。
削りだしでこの太さは無理ですので、柱の上のほうは丸太のままです。
この柱に接続している梁も、多少の加工はしてあるものの、丸太に近い状態です。おそらく、近辺に生えていた巨木を何本か切り倒して、調達したのだと思います。
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こうしたつくりの家は、だんだんと減ってしまっています。
佐渡では、20年位前はこうした古いつくりの家が当たり前でしたが、いまでは現代的な一戸建てに建て代わっています。
実は私の実家もシロアリが出たりして、父親が15年ほど前に徹底的にメンテナンスしました。台所にもステンレスキッチンをいれましたし、トイレも長年の木製の汲み取り式から浄化槽式に代わりましたが、家の持つ風合いはそのままです。
今後もこの家を維持し、築200年持たせて見たいものです。

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