金沢に行ってきました
今更ですが、先月末11/28-29の一泊二日で、遊び仲間十数人と一緒に金沢に行ってきました。
11月頃から春になるまでは、金沢というか日本海側はほとんど曇りでどんよりしている日が続くそうです。初日は例に漏れずに雨模様でしたが、二日目は見事に晴れてくれました。
そんな旅行の様子をご紹介します。
きっかけは北陸新幹線開通
今年の3月に北陸新幹線が開通したわけですが、仲間で「乗ってみたくない?」と旅行計画が始まりました。
総勢十数名という大所帯になったので、企画取りまとめをしてくれたSさんは大変だったと思います。私は金沢には一度も行ったことがなかったので、ちょうどいい機会になりました。
移動に車いすが必要な私は、交通手段をどうするかが課題です。自宅から東京駅までは、一緒にいくK君の車にお世話になりました。東京駅そばの日本パーキングセンターは、新幹線利用の確証があれば、一日3000円で駐められるので便利です。
東京駅から金沢駅までは、北陸新幹線で2時間半ほどです。座席が広く快適でした。
コース概要
金沢到着後は、下記のように見て廻りました。私は、兼六園と海の幸が目的だったので、十分な行程でした。
初日
- 東京駅から金沢駅まで、北陸新幹線で移動
- 寿し寅で昼食
- 酒蔵を見学
- ひがし茶屋を散策
- ホテルに戻って休憩
- 夜の兼六園
- 日本料理 しげ乃木
- ホテルに戻って就寝
二日目
- ホテルで朝食
- 金沢21世紀美術館
- 兼六園
- 近江町市場で昼食
- 金沢駅まで散歩
- 金沢駅で寿司
このあと、北陸新幹線で東京駅まで移動して、無事に解散となりました。
兼六園
さて、金沢といえば『兼六園』ですが、ちょうど紅葉の時期で夜間のライトアップ期間と重なりました。初日は時雨の中を見に行き、翌日は運良く晴天の中での拝観ができました。
夜の兼六園
もっと煌々とライトアップされているのかと思いきや、特定の場所だけを照らすようになっていました。最初は暗くて見通しがきかないと思いましたが、だんだん目が慣れてくると、かえって風情を感じるようになりました。
景色が池の水面に映えて、とても印象的でした。
昼の兼六園
いい天気の中、緑と紅葉が交じり合う庭園を散策するのは、実に気持ちが良かったですね。風がなかったこともあり、水面に映る景色が鏡のようでした。
庭園は砂利道なので車いすの移動は不便でしたが、友人たちが交代で車いすを押してくれたので、快適に移動できました。
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館にも行きました。1980年以降の美術作品を収集するという基準で運営されているそうです。
ほとんどの展示は撮影禁止でしたが、撮影が許可されている恒久展示の一つ『スイミング・プール』の写真を載せておきます。
プールというより水槽みたいですね。
今回のグルメ
廻らないすし屋 寿し寅 本店
金沢駅について早々に向かった寿司屋です。駅から徒歩5分ほどです。
百万石寿司を頂きましたが、私はこの大きさだとうまく食べられないので、一貫を3つに切ってもらいました。
日本料理 しげ乃木
初日の夕食は、金沢の中心部から少し離れたところにある「しげ乃木」に行きました。カニを始めとした海産物を堪能しました。
近江町市場の大口水産
二日目の昼食は、近江町市場の大口水産でとりました。ここは、鮮魚や魚加工品を売っているのですが、昼時にテーブルを出してくれて、購入したものをすぐに食べられるようになっていました。
鮨 歴々 百番街店
金沢駅ビルの商店街にある寿司屋さんです。帰りの新幹線に乗る前に、もう一回寿司を食べようと入って、握りのセットを頼みました。
ただ、一貫は大きいので、小さく切って欲しいとお願いしたら、1/3の大きさのミニサイズで握ってくれました。
日本海ならではの「のどぐろの炙り巻」がセットにあるのですが、海苔巻きだと小さくできないので、のどぐろ炙りの握りにして出してくれました。これが、本当に美味しかった。
写真で見ると大きく見えますが、3つあわせて一貫です。
今回の宿はドーミーイン金沢
ドーミーインは、全国展開するホテルチェーンですが、大浴場・夜鳴きそばのサービス・充実した朝食、が特徴のビジネスホテルです。2年ほど前に大阪出張が何度かあって、その際も利用していました。
バリアフリーについて
北陸新幹線
北陸新幹線というかJRの対応はていねいで安心できるものでした。
新幹線車両に必ず車イス用の座席と言うか空間が用意されています。また車いすトイレも用意されていて安心です。
新幹線改札を通るときに案内人がついてくれて、ホーム上まで案内してくれます。到着駅でも案内人が待機して、改札を出るまで誘導してくれました。
あと、身体障害者手帳2級以上だと、本人と付き添い一名分の乗車券は半額になります。
金沢のタクシー
移動にはタクシーを活用しましたが、障害者対応に手馴れている運転手が多い印象でした。
「商売上、身体障害者の方をのせることが多いんでね。」とか、「タクシー運転手の前は介護施設で働いていたんですよ。」とかのお話が聞けました。
各所の車いすトイレ
- ドーミーイン金沢:一階にありました。
- 金沢21世紀美術館:3カ所にあって便利でした。
- 近江町市場:ビル内の各階にありました。
おわりに
金沢旅行の様子をつらつら書きました。
車いす生活だと遠出が億劫になりがちですが、たくさんの人と一緒にいって、適宜手伝ってもらうと随分楽になることがわかりました。
取りまとめてくれたSさんはじめ、一緒に行ってくれた友人たちに感謝します。