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ALS患者高野元の日常と思考と回想

介護保険について:要介護1 認定となりました

      2016/03/07

昨年10月にALSの告知を受け、11月には要介護支援1級と認定されて、必要な介護環境を整え始めました。

介護認定は原則半年で変更申請ができるので、今回変更申請したことで、要介護1認定となりました。

受けている介護サービス

これまでの要介護支援1級段階で、下記のサービスを受けてきました。

  • 福祉器具レンタル (車いす、各種手すり)
  • 福祉器具購入 (入浴支援器具など)
  • 住宅改修 (階段・トイレ・風呂場の手すり)

福祉器具のレンタルまたは購入については、10%が本人負担で、残りの90%は介護保険が補填してくれます。ただし、介護認定の段階によって上限額が決められており、それを越える費用は全額自己負担となります。

住宅改修は、施工費の上限が20万円で、そのうち10%が本人負担です。施工費が20万円を超えると、超過分は全額本人負担となります。

また、住宅改修は同じ家であれば、利用は一度だけになります。介護認定が3段階アップした時に、もう一度だけ利用できます。

なお、在宅看護とその一部として在宅リハビリのサービスを受けていますが、医療行為であれば特定疾患医療給付制度(別途、後日書きます)を使えるので、私はそちらでまかなっています。

いずれも、地域包括センター(要支援段階)または居宅介護支援事業者(要介護段階)でとりまとめて、住んでいる市町村で承認を得たものだけが介護保険適用となります。

要介護支援から段階が進み、要介護認定を受けたことで支給限度額が引き上げられます。これで自宅での介護支援(いわゆるヘルパー)やデイケアサービスも頼みやすくなります。実際の利用は、居宅介護支援事業者のケアマネージャと相談してからになります。

40歳になった時点から、10年近く介護保険料を支払ってきたわけですが、こんなに早く利用することになるとは思いませんでした。。。

制度がなかなか複雑で、また制度が色々変わるタイミングなので、病院のソーシャルワーカーやケアマネージャーの話を通して何とか理解しています。


以下は制度に興味がある人向けです。

介護保険の概要

資格

要介護支援または要介護状態にあることが前提になります。通常は65歳からが対象(第1号被保険者)になりますが、特定の病気(現在は16疾患)に起因する場合は40歳から64歳が対象(第2号保険者)となります。

私は、50歳ですがALSが16疾患のひとつなので、第2号保険者ということになります。

7段階の認定

段階 概要 基準時間 支給限度
額(月額)


1級 日常生活はほとんどひとりでできるが、現状を改善し、要介護状態にならないための予防等として、少しの支援が必要な状態。 25~32分 50,030円
2級 社会的支援が必要な状態。日常生活に支援が必要だが、それにより要介護に至らず、改善する可能性が高い状態。 32~50分 104,730円


1級 部分的介護が必要な状態。立ち上がりや歩行などに不安定さがみられることが多く、日常生活に部分的な介助が必要 166,920円
2級 軽度の介護が必要な状態。立ち上がりや歩行が自力でできない場合が多く、排泄や入浴などにも一部または全面的な介助が必要。 50~70分 196,160円
3級 中程度の介護が必要な状態。立ち上がりや歩行、入浴、排泄、衣類着脱、清潔・整容等の行為に対しての、ほぼ全面的な直接介護を必要とする状態。 70~90分 269,310円
4級 重度の介護が必要な状態。日常生活全般にわたり、さらに動作能力が低下し、介護なしでは日常生活が困難な状態。 90~110分 308,060円
5級 最重度の介護が必要な状態。生活の全般にわたって全面的な介護が必要で、介護なしではほとんど生活が不可能な状態。 110分以上 360,650円

 

※ 保健の教科書 「必ず知っておきたい!介護保険の全知識まとめ」 の記述と、厚生労働省 「要介護認定はどのように行われるか」 の記述から抜粋・再構成して作表した。

※ 基準時間とは、厚生労働省が各施設で実態調査した結果に基づき、どのような介護サービスがどのくらいの時間にわたって行われるかを標準化した数値である。その明細は非公開。

※ 支給限度額はH26.4.1以降の価格を記載した。

負担割合

これまでは総額の1割を負担すればよかったのですが、2015年8月から一定の所得(単身で160万円以上)がある被保険者は2割負担となります。自己負担額が2倍になります。

また、高額介護サービス費という自己負担上限額が設定されています。一定額を超えれば還付を受けられる制度で、重度障害者の介護サービス負担を軽減しています。

詳細は、Webサイト「みんなの介護」の記述がわかりやすいです。

いずれにせよ、今年の8月から自己負担金額が上がるので、備えないといけませんね。

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