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ALS患者高野元の日常と思考と回想

いまさら電動歯ブラシを使い始めました

   

比較的、まだ機能が維持されている上腕ですが、左手に比べて右手のほうが機能が落ちています。

わかり易い例だと、右手ではリュックに入れたMacBookAirを縦方向に引っぱり出すことができません。握力が足りないので、引っ張りだそうとしても指先からずり落ちてしまうのです。

また、両手を上に向けて伸ばすと(体操でよくありますね)、右腕の方がより強く重力を感じます。これも筋力が落ちているためです。

そんな右手が利き手なので、日常生活はまだ右手に頑張ってもらわなければなりません。食事で箸を使う、髪をとかすのにブラシを使う、そして歯磨きです。

歯磨きは、歯ブラシを小刻みに動かして歯間のカスを取り除くわけですが、この動作がなかなかしんどい。

  • 指先を細かく動かす → 素早く動かすのが結構大変
  • 2-3分、腕を高い位置に維持する → 重力に逆らうのも結構大変

そういうわけで、歯磨きを機械化するしかないと、電動歯ブラシを買うことにしました。

ざっと調べてみると、ブラウン、フィリップス、オムロン、などから出ています。しかも、値段もいろいろあります。電動歯ブラシで1万円もするのか?!というのが正直な感想でした。

値段の違いはどうも、

  • 充電式か電池式か
  • 自動で止まるか (例えば、2分で自動停止する)
  • 替えブラシが最初から付いているか
  • スタンドがあるか
  • その他の高機能 (例えば、紫外線消毒、スマホ連携)

といったところにあり、基本機能ではあまり違いがなさそうでした。

電動歯ブラシ初心者の私にとっては、電動でありさえすればよく、その他の機能は無意味でしたので、結局、

  • ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ プラックコントロール DB4510NE

というのを買いました。充電式ではなく乾電池式ですが、エネループを買えばいいことです。

また、歯ブラシを殺菌する習慣がなかった私は (みなさん、どうやるんですかね?)、その他の機能も無用に思えたからです。

さて、この電動歯ブラシを購入してから1ヶ月半ほどたちますが、その使用感には満足しています。

その機構は、丸く配置されたブラシが回転する(3D丸型回転歯ブラシと呼ぶらしい)だけなのですが、これがなかなか興味深い。

歯の表面についた歯垢をとってくれるというのは当たり前ですが、それが自分の手を使うよりはるかにツルツルになるのです。

また、歯間にうまく入り込んでくれて、楊枝でも取りにくいカスも掻き出してくれます。

実は、ここは購入前の疑問点だったのですが、ブラシの柔軟性と回転速度が上手く噛み合えば、たしかにカスを引っ張り出せるなと納得した点でした。商品開発に携わった人の苦労が忍ばれます(いったい何年前のことか・・・)

というわけで、生まれて初めて購入した電動歯ブラシに満足しています。添付の乾電池がまだ使えていて、購入したエネループの出番はまだ来ていません。

ほんの1000円+で、こんなにラクに歯磨きができるなら、もっと早くに購入しておけばよかったです。まだ、手で歯磨きしている人にオススメです。

 

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