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ALS患者高野元の日常と思考と回想

iPad mini 礼賛

      2015/04/22

11/2に発売されたiPad miniですが、予約開始日に速攻で購入したこともあり、発売当日に手に入れることができました。一週間ほど使ってみて、私にとって待ちに待った端末だなぁと日々実感しているので、私なりにその印象をまとめてみました。

ファーストインプレッションは、たくさんの方が記事やブログを書いていますので、そちらを参照してください。

◯iPad miniのどこがいいのか?

私にとってのメリットは3つあります。

(1) 片手で持ち続けられる重さ

重量が308gなので(ケースを付けると400g程度です)、この重さであれば都心に出かける際の30分ほどの間、ずっと片手で持ち続けられます。

(2) 程よい画面サイズ

雑誌や書籍を自炊したpdfファイルを、スキマ時間に読む方法がなかったのですが、一挙に解消しました。

「Retinaじゃない」とかいう意見もありますが、7.9inchで1024×768は必要十分な精細度です。

(3) 自分の趣味に合う

A5版のノートを愛用しているのですが、サイズ的にほぼぴったりです。これまでノートとスケジュール帳を2冊を持ち歩いていましたが、スケジュール帳はiPad miniに置き換えてしまうつもりです。

もうちょっと詳しく説明しましょう。

◯片手で持ち続けられる重さ

iPadは画面が大きく、ソファに座って大判雑誌を眺めたり資料をチェックするような用途では、とても素晴らしい端末です。しかし最新のiPadでも652gもあって、片手で保持するのは筋トレとしてはよいですが、コンテンツに集中できません。電車内でも両手で抱えている人をよくお見かけしますが、混雑している時にはこの体制は無理ですよね。

これまで幾つかのタブレット端末を試してきましたが、片手で楽に持ち続けられる重量は300gくらいが限界かなと感じてきました。というのも、以前に買ったHTC Flyerという7インチのAndroidタブレットは420gもあって結構辛かった。その後も店頭でいくつか7インチタブレットを触ってみていたのですが、大体が380-340gの範囲にあってケースつけるとしんどいなーと思ってきたわけです。

ちなみに、ビジネス書は300-500gくらいなのですが、本を開いてその中央を手のひらで支えることになるので、意外に重みを感じません。

実は私のiPad miniは、今のところケース込みで400gほどの重さになっていて、まだまだ軽量化したいのです。軽くて持ち方の工夫ができるケースができると売れるかも知れませんね。

◯程よい画面サイズ

私がスマートフォンでやっている作業はシンプルで、「メールチェック・SNSチェック・RSSリーダ・Evernote・Googleカレンダー」です。ここまではiPhoneでも問題がありません。Kindleで電子書籍を読んだり(US版を使ってました)自炊したPDFファイルも読みたいのですが、iPhoneでは小さすぎるしiPadやHTC Flyerは重すぎて持ち出す気になれません。

重さについては上に書いたとおりなので、次に問題となるのは画面表示です。着目したのは縦横比です。フィル・シラーのプレゼンは物議を醸しましたが、読書端末としてはいまだKindle Fire HDは縦に長すぎると感じます。本と並べてみると、iPad miniの画面と書籍が近いことが分かりますね。

画面解像度については、RetinaではないとかHDビデオが表示できないとか言われています。もちろんスペックの細部にこだわれば、これは問題です。しかし、端末は全体のバランスも大切です。Retinaにすることで価格が上がれば売れないし、HD動画をこの小さな画面で見なくてもいいだろうと思っているので、私は気にしませんでした。

◯自分の趣味に合う

私は身につける文房具をほぼ黒で統一していて、ノート類はA5版を愛用しています。そういうわけで、購入したのはブラック&スレートです。iPhoneも黒ですよ(まだiPhone4Sのママですが)。

iPad miniは、これらと一緒に一掴みにできるところが気に入っています。iPhoneだと小さすぎて落ちてしまいそうですし、iPadだとお皿状態になってしまって、どちらも中途半端ですね。

机の上にちょっと立てておくのも、大きすぎずに良い感じですよ。

◯その他気がついたこと

この一週間でiPhoneをほとんど触らなくなってしまいました。電話もあまりしないので、iPhoneいらなくね?という勢いです。LTEルータ機能付き折りたたみ電話があれば、そっちに乗り換えたいくらいです。現在はUltra Wifiを使っているので、その延長としてソフトバンクさん作らないかな。

ソフトウェアキーボードでの入力はあまり好きではないので、SNSや急ぎのメール、メモくらいしか使いませんが、iPhoneでも同様なので実害はありません。逆に言うと、手頃に大きな画面になって片手で持てるところが、私の利用ニーズにあったということですね。がっつりテキストを書くときには、MBAを使うことに変わりはないです。

むしろ、iPadに最適化されている優れたアプリを再び触るようになりました。たとえばFlipBoardは、iPhone版はほとんど使いませんでしたが、やはりタブレットに最適化されたデザインとUXは素晴らしいですよね。

値段が他のタブレット(Kindle Fire HDとかNexus7とか)に比べて高いという声もありますが、有料アプリを購入することを考えると、一概に高いとも言えません。すでにiPhoneやiPadを使ってきたユーザは、ある程度有料アプリを購入しているわけですが、その一部はiPadにも対応しているユニバーサルアプリです。もちろん、スマートフォンを使って来なかった全くの新規ユーザは、KindleもNexus7も良い端末ではないでしょうか。

308gは軽くていいのですが、それでも完璧な重量ではありません。たとえば、手持ちのKindle Touchは209gしかありませんし、手元のビジネス書は300gでした。7インチタブレットが次に目指す重さは、250g前後ですね。すでにNECがカーボンファイバーを使ったMedias Tab ULで249gを達成しているので、遠い先のことではないでしょうね。

◯ジョブズは本当に7インチを嫌っていたのか?

まあ、そうだと思うのですが、「中途半場な製品を出すと、新規市場を十分開拓できない」と考えて、10インチタブレット市場の創造にフォーカスしたんじゃないかと考えます。

仮に早期に7インチiPadが出ていたとすると、「大きなiPhone」という認知となってスマートフォン・ユーザが安易に流れこむため、タブレット体験が日常に浸透しなかった可能性があります。片手で持てないiPadをリビングルーム・デバイスとして浸透させることで市場を作ることができたので、その結果としてiPad miniは「大きなiPhone」ではなくて「小さなiPad」になることができたのだと思います。

この判断をジョブズが遺言として残していたのか、それとも現経営幹部によるのかによって、アップルの将来についての見立ても変わりますね。

◯おわりに

ということで、iPad mini一押しです。今年一年で一番の買い物と言い切りたいところです。そういうわけで、iPhone5どうするか少々悩んでましたが、吹っ切れました。

年末商戦で、どの端末が一番売れるのか、楽しくウォッチしていきたいと思います。

 

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