カンボジア編 〜 シェム・リアップ(3):街の様子と雑感
空港からゲストハウスへ:
バンコクから、バンコク・エアウェイズでシェム・リアップ国際空港へ移動しました。バンコク・エアウェイズは、タイのローカル航空ですが、観光地を押さえておりサービスはかなり良かったです(その分、チケットも高い)。
シェム・リアップ国際空港は、アンコール遺跡観光のためにあるような空港です。こじんまりしていますが、きれいで快適な空港です。入国ビザも発行しているので、バンコクからふらっと観光に来れる気安さがあります。なお、私は日本でビザを取っておきました(二日でできます)。
空港をでると、市内に出るためのタクシーやバス、モトバイクの乗り場があります。カウンターでチケットを購入することで、料金交渉の煩わしさを軽減しています。私はモトバイクに乗ることにしましたが、200ccのバイクの後部座席に乗るので、オススメできません。
ともあれ、私はモトバイクに乗ってしまったわけで、その運転手の若者と三日間付き合うことになりました。彼は、とても上手な英語を話し、大学生だと言っていました。勉強しながら、生活費を稼ぐためにモトバイクの運転手をしているということでした。また、アメリカにセカンド・ファザーがいると言っていました。カンボジアの子供支援プログラムのことでしょう。
地球の歩き方に載っているゲストハウスを指定しましたが、街の中心から遠いのでこっちのほうがいいと勧められた「Green Town Guesthouse」に結局泊まりました。ファンのみの部屋が7ドル/泊と安くて部屋も広く、たしかに市街に近かったので正解でした。ただし、すべて英語で日本人宿泊者はいなかったので、ある程度慣れている人でないと難しいかもしれませんね。
夜の屋台:
ゲストハウスから10分ほど歩くと、オールドマーケットやナイトマーケットのエリアに着きます。二日目には、ここで夕食をとりました。。東南アジアらしい、活気のある屋台が多数出ており、賑わっていました。
夕食。ココナッツミルクの入ったスープは絶品。左手は地元のアンコールビール
アプサラ・ダンス:
アプサラは、天女を意味するクメール語で、アプサラ・ダンスはクメール文化の舞踊です。アンコール王朝時代から長い歴史を持っていましたが、ポル・ポト政権時代に粛清の対象となってしまいました。難を逃れた数人の先生が、1989年に伝統を継承するための教室を始めて、現在に至っているそうです。
このアプサラ・ダンスが観たかったので、ショーが見られるレストラン「クーレンII」を予約して、見てきました。このクーレンIIは、ビュッフェで食事を楽しみ、その後ショーで楽しむという形式で、多くの観光客で賑わっていました。
雑感:
シェム・リアップは、アンコール遺跡の観光で成り立っている街です。物価は安いですが、観光にかかるコストはアメリカ並みでした。一方で、屋台で食事をしていても小さな子どもが雑貨を売りに来ます。裸足でした。また、地雷で体の一部を失った人を、なんども見ました。
アンコール王朝は、13世紀にはインドシナ半島の半分を支配するほどに発展したそうですが、今のカンボジアはまだまだ発展途上国で、国の柱が一本通って成長していくには、まだ時間がかかりそうだと感じました。