シルクロードに行ってきた 〜 概要
北京を三日間見て回った後は、4/14-4//21の日程で西域へ移動してシルクロードを観に行きました。
シルクロードは、陜西省の西安を起点として、甘粛省の蘭州、嘉峪関、敦煌を通り、新疆ウィグル自治区を経て中央アジアにつながる道です。さすがにこのすべてを見てまわることはできないので、
- 嘉峪関:万里の長城の西端で有名(世界遺産)
- 敦煌: 莫高窟ほか仏教遺跡で有名(世界遺産)
- トルファン:世界で一番低い位置(海抜約-140m)にある盆地で有名
- ウルムチ:新疆ウィグル自治区の首都
を鉄道を使って観てきました。
それって一体どこよ?という方が多いと思うので、Googleマップの上にちょっと図を書いてみました。
東京から約4,000キロ離れている嘉峪関を起点に、1,200Km奥まで進んだんですね。我ながら、すごい! ちなみに日本国内だと、1,200Kmは青森から神戸くらいまでの距離になります。
なんでトルファンとウルムチはカタカナ?と思ったかもしれません。それぞれ、「吐魯番・乌鲁木齐」と漢字はあたっていますが、もともとウィグル語の地名なのでカナ表記しています。
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甘粛省は細長いかたちをした省です。くわしい地図を見てみると、内モンゴル自治区(ゴビ砂漠)と青海省(祁連山脈ほか)に挟まれた回廊状の地域(河西回廊と呼ばれる)で、シルクロードの要衝として人々が行き来したことがわかります。
新疆ウィグル自治区は、中国の横幅の実に1/3 近くを占める砂漠と山脈の省です。中学校で世界地理を学んだとき、なんて遠い場所なのか、果たして人が住めるのか、と感じたことを覚えています。
ウルムチを見たあとにさらに南下・西進して、本来のシルクロードに沿って中央アジアへの入り口であるカシュガルまで行きたかったんですが、時間と予算の関係で今回は断念しました。一生のうちにチャレンジしたいものです。
というわけで、下記のように数篇に分けて旅の様子を書き綴っていきますので、ゆるゆるご覧ください。