西安に行ってきた(1) ~ 基本情報+初日
国慶節で会社が休みなので、西安に行ってきました。
今回は感じ入るところが多かったので、さらにながーいエントリになりました。読まれる方はご注意下さい。
西安は、中国の北西部、関中平原にある陝西省の省都です。古くは長安と呼ばれ、古代より政治の中心地として栄えた場所です。また、シルクロードの起点としても有名です。
人口は800万人を越え、内陸部と沿岸部をつなぐ交通の要衝として発展しています。国防産業に加えて、最近ではコンピュータ・精密機械といったハイテク産業の育成に力を入れています。また、西安交通大学をはじめとして、中国トップクラスの大学がいくつもあり教育レベルが高いです。
大連でも、西安の大学でコンピュータの専門教育を受けた人にたくさん会いました。
西安咸陽国際空港が空の玄関口で、西安市街からは40Kmほどの場所にあります。すでに中国四大空港の一つですが、交通の要所ということで第二期拡張工事中です。空港から市街へは「酒店バス(巴士)」というのに乗ると、25元で市街中心部の美倫飯店までノンストップ1時間で行ってくれるので便利です。
また、鉄道の西安駅は多くの利用客を抱える駅であり(中国上位五位以内)、「和諧号」(新幹線)の発着もあります。地下鉄はまだありませんが、2012年の開業を目指して工事中でした。他の都市同様にバス網が整備されており、市街の移動はこのバスを使うことになります。
さて、古都西安には多くの歴史的建造物があります。最大のものは、「秦始皇帝陵と兵馬俑」でしょう。私は、中国で仕事をするようになってから、この兵馬俑を自力で見に来ようと決めて、ようやくその念願が叶ったというわけです。
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日程は下記の通りです。
- 一日目: 15:40の深圳航空で西安入りし、とりあえず宿泊
- 二日目: 兵馬俑をじっくり見て、城壁に登って、さらに鼓楼・鐘楼に登る
- 三日目: 大雁塔と小雁塔を見て、15:10の南方航空で大連戻り
西安空港に着いたのが、18時前でそれからバスに乗って市街に着いたのが19時過ぎ。バスを降りたとたんに、バイクやタクシーの客引きが群がってきて「どこに行くんだ?連れて行ってやるぞ」と言ってきましたが、「歩くからいいよ」と断って、宿泊先である「美華金唐国際酒店」へ。
一服した後は市街に食事に出て、裏道にあった小さな店で名物料理の「牛羊肉泡馍」を食べて、早々に寝て翌日に備えました。