HTC Legendを買いました
世間では昨日販売開始したiPadが騒がれているというのに、購入の決断が遅れた私のところへは6/7までに届くことになっています。そのときはすでに大連にいるので、触れるようになるのは次の帰国後の6月末。。。。。
ということで、今日の本題はiPadではなく、Android携帯の話です。
中国に関わり始めて3年半が過ぎ、当時購入したNokiaの小さなGSM携帯も古くなりました。
2009年には中国国内の通信キャリア再編が行われて、3G網の整備が急速に進み、北京や上海だけでなく、仕事で訪れる大連でも3Gが使えるようになっています。中国での3G推進と通信キャリア再編については別途書きたいと思います。
愛用しているiPhoneで3G回線につなぎたいところですが、SIMロックがかかっているため(外してこなかった)、現地のSIMは使えません。
いろいろ考えて、中国国内では最新のAndrod携帯を買って研究してみることにしました。iPhoneやiPadは現在のトレンドを牽引していますが、GoogleのAndroidがスマートフォンの対抗勢力になるのは間違いないので、実際に使い込んでみようと考えたのです。
しかし、いまではすっかりApple製品のファンになってしまい、Androidや他の携帯電話の動向を押さえていなかったので、ちょっと調べてみました。ポイントは次の3点です。
- Android OSの最新版を搭載していること(2010.5時点ではOS2.1が最新)
- スマートフォンとして十分な端末性能を持ち、デザインが優れていること
- できればSIMフリーであること
Android端末を作っている主要メーカは、アメリカのモトローラ、台湾のHTC、韓国のサムスン、(あえて)日本のSONY-Ericsonなどいくつかありますが、最終的にはHTCの端末に決めました。
一番アグレッシブに先端機種を開発し、デザイン的にも自分の好みに合うためです。
HTCは、Desire、Legend、Touchを筆頭に多数の端末が開発されています。
HTC Japanのホームページを見るとわかるように、日本のキャリア3社にも多数のWindowsMobile端末、Android端末を供給しています。
HTC Asia Pacificの製品ページを眺めてみて、HTC DesireとHTC Legendで迷いましたが、Desireの方がCPUのスペックが上(Qualcomm Snapdragon 1GHz搭載)で高いのと、Legendのアルミ一体成形デザインが気に入ったため、Legendに決めました。
ホームページによると、中国では香港でないと買えないことになっていました。しかし、そこは発売されていないはずのiPadが売られているわけですから、きっとあるだろうと。
最大のECモールである淘宝網で調べてみると、安いところでは3000元(≒4.2万円)で売っています。
とすると、電子城なら1割増しで買えると踏んで買いに行きました。交渉の途中経過は端折りますが、中国聯通の3G対応SIMカードをつけて3200元で購入できましたので、妥当なところです。
で、購入した端末を箱から取り出して、SIMを入れた状態できちんと動作をすることを確認して支払いです。そのときに開けた箱は、なんとドイツ語。つまり、ヨーロッパ出荷ロットが中国国内に流れてきているわけです。マニュアルは、サポートページにきちんと英文がありますから、問題ありませんし、別にマニュアル見なくても使えるようになります。
果たして日本語になるのか？ 英語はともかく、中文や独文だとさすがに困るなぁと思いましたが、店頭で英語表示は確認しました。家に帰ってからじっくり触ってみると、なんと日本語表示も全く問題ありません。Android Marketで日本語入力ソフトをいれて、とりあえず最低限の環境は整いました。
ちょっと外観を見てみましょう。
ちょっとピンぼけ気味ですが、正面と背面です。
iPhone3Gと並べてみました。
先週大連で購入したあとで、日本に戻っているので、softbank3G(iPhone用黒SIM)とdocomoFOMAのSIMを刺してみましたが、普通に電話として使えました。手持ちのiPhone3Gは、HWとして性能が陳腐化しはじめているので、アプリの動作の軽快さは、このLegendに軍配が上がります。でも、Apple A4プロセッサを搭載すると言われているiPhone4Gが出ると、また立場は逆転するでしょうね。
Android Marketとか、微妙にiTunes環境との違いに戸惑いつつ少しずつ使い方を覚えているので、Legendの使い勝手やiPhoneとの比較は、これから適宜書いていきます。昨日、Android Best Appliとか言うムックまで買ってしまいました。
で、今回のまとめとしては2点あります。
(1) HTCはAndroid端末ラインナップ拡充すごい。さすがにAppleとけんかしてるだけあります。
(2) SIMフリーって、いろんな選択肢が広がって便利。
なお、中国でsoftbank iPhoneを使うために、pocketWifi(Huawei E5830)も購入してしまいました。こちらの顛末も別途書いていきます。今回は一部授業料もが発生しましたが、中国携帯電話事情と、日本との違いを知るのによい勉強になりました。
今後。数回に分けて、私がわかったことを書いていこうと思っています。