25周年記念パーティ
大学・大学院と所属していた研究室が25周年を迎え、記念パーティが催されました。
教授は某企業の研究部門に属していた30代のころに世界的な評価を得て、39歳で教授として出身大学に戻られた方です。その後も、大学教育だけでなく自身が開拓した研究分野の拡大に努め、すでに後継者も育てられています。
私自身も、この先生のつてで某企業の研究部門に就職し、そのおかげでさまざまな経験をつむことができたのですが、これまで転職のご報告ができていませんでした。先生のご歓談の合間を縫って、今回ようやく転職のご報告ができました。
記念パーティに先立ち、OBの方で大企業をスピンアウトしてベンチャー企業を立ち上げた方の講演がありました。
大学院時代に実験データの入手にあたり協力をお願いしたことがあり、私自信はその方をよく覚えていて、またニュース記事で起業されたことを知っていたので、楽しみにしていた講演でした。
興味深かったのは、その方が講演中に「起業している方、起業しようとされている方、またはそうした企業に参加している方」という質問があったとき、100人程度の会場で手を上げたのは私ひとりだったということです。
実はこの研究室の卒業生には、アルファブログに取り上げられるほどの有名な方もいらっしゃるのですが、数百人の卒業生を輩出していても、ベンチャーといわれる会社で働いている人間はごく一握りしかいないということをあらためて認識しました。国内では難関といわれる大学の、IT系では最高峰の1つといってよい学科でありますが、米国のコンピュータサイエンス学科とはずいぶんと違います。
まあ、自分も寄らば大樹の影で大企業に就職して15年も過ごしたので、大きなことは言えませんが。
とかいうことを考えながら、この講演をした方(=社長さんですね)に、あらためてご挨拶しました。
事業分野的には非常に接点があるので、ぜひお話をさせていただこうと思っています。
それから同期や先輩と久しぶりに会い、いろんな話をしました。
たわいもない話ですが、研究室に入ったころは何も知らなかった私は(いわゆる劣等生でしたので)、ずいぶんと鍛えられたことを思い出しました。当時は私なりに必死に勉強したのですがね。
そんなこんなで、初心に帰ることができ、よい数時間でした。