2013年の振り返り(5):コミュニティ編
今年の目標の一つであった「居場所を創る」は、ギークオフィス恵比寿の立ちあげを通じて形にしました。この場所で「モノを創る」を実践したかったのですが、手慰みの域を越えず、でした。
(1) ギークオフィス恵比寿設立 (→ FBページヘ)
2012年の秋ぐらいから、職住分離して人に来てもらえる場所を持ちたくなり、事務所を探そうと考え始めました。そんななか、以前の同僚(と言うか先輩)であるリンクデザイン株式会社の福岡さんと再開し、一緒にシェアオフィスを作ることになりました。
4月に場所を借りて、6月に正式オープンとなりました。内装にはヒノキの床と机を入れて、入居当時は本当に匂いに癒やされる場所でした。いまはもう匂いは落ち着いてしまってますが、木が呼吸してくれるので部屋の空気の気持ちよさには変わりありません。
基本的に、我々のソーシャルグラフから辿れる人のみがメンバになれる仕組みにして、あわてずにメンバを増やしています。
クラブや会社の責任者は何度もやりましたが、これまで参加ばかりだったコミュニティ活動を自分が主導することは、新しい体験となっています。
この場所を使って、フューチャーセッションほかいくつかのイベントを開催しました。Facebookのイベント機能も使いながら、オンラインコミュニティはリアルコミュニティと融合してこそ意味があると再認識しました。
また、この場所でやってみたモノづくり活動は、次のようなものになります。
- RepRapProの制作: 1年かけてようやく組み立て完了したが、まだ稼働せず。来年早々に動かしますよ。
- 縦置きホワイトボードの制作: たくさんあったホワイトボードの一部を縦置きにしました。メンバの一人がボール盤を持ってきてくれたので、それで金属加工と木材加工の作業をしました。
- MakerFaireで購入した電子玩具の組みたて:ハンダ付けを20年ぶりくらいにやりました。いろいろ忘れていたことを思い出してきました。
来年もこの場所を起点にして、コミュニテイ活動中心に学びやヒントを得て、具体的な行動につなげていきたいと思っています。
(2) The Wave コミュニティ
2012年に参加したThe Waveコミュニティには今年も参加しています。
まず、3月に出版されたこの本の一節を書かせてもらいました。
私は、『アジャイル中国生活で見えた「アジアの中の日本人」とは?』というタイトルで、中国での起業と経営の様子を紹介しました。
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また、いくつかの塾にも参加しました。
- TechWave塾14期:「ブームで終わらせない」Makers革命の本質をつかむ
ちょうどメイカーズ・ムーブメントにどう向き合うかを考えた時期で、こちらは企画立案をお手伝いしました。お会いしたかったMakerのリーダのみなさんのお話を伺うだけでなく、ディスカッションすることで、多くの気づきが得られました。
- TheWave塾16期 :「考えるな、感じろ!」21世紀の企業戦略
メイカーズの話や自分のコンサルティング活動の中で、「人はなぜそれをやりたいと思うのか?」という問いに対する解決策を持ちたいと考えるようになっていました。この塾を通じて、U理論をはじめとして、宗教・精神世界・最新物理学といった視野を広げて、いくつかのヒントを得ることが出きました。
特に、五次元宇宙論とそれが証明されつつあることを知り、リサ・ランドール博士の本を読み始めました。高校生の頃は宇宙論とか好きだったので、久しぶりに科学方面の知的好奇心を刺激されています。