タイ編 〜 バンコク(3):ワット・ポー
カンボジアからバンコクに一旦戻って一泊し、翌朝タイ国鉄での移動までワット・ポーを見てきました。
ワット・ポー:
1788年にラーマI世によって建立された寺院で、タイの最初の大学だそうです。タイマッサージの総本山として知られており、いまでも敷地内にはマッサージセンターも併設されています。
また、多くの仏塔が立っており、特に大きな仏塔はラーマ1世から4世までの歴代王のものということです。陶片で装飾されており、黄金で装飾された寺院とは違った美しさを持っています。
寺院の本堂も数多くの装飾が施されています。黄金色と朱色の組み合わせは強く目を引きます。また、ところどころに置かれている中国製の石彫刻は、清帝国から送られたものだそうで、シャム王国に対する清帝国の影響力を偲ばせます。
本堂は拝観可能、写真撮影可能でした。見事な仏像が、見事な台座に載っています。台座を小さな仏陀が支える形になっており、その造形の美しさも見事です。
このワット・ポーの見所は、「大寝釈迦仏」です。長さ46m高さ15mの黄金の仏陀が横たわっていますが、これは悟りを開き涅槃の境地に達したことを意味しているそうです。うーん、寝そべっているだけで悟りとは、、、形から入るのは無理そうです。。
足の裏には108個の絵が書かれています。仏教では、偏平足は超人の32の身体特徴の一つだそうです。奥が深いな。
プラ・メー・トラニー:
ワット・ポーから、王宮の脇を15分ほど北上したところに、大地の女神であるプラ・メー・トラニー像が設置されています。この女神は、迷走中のブッダから魔物を守るために、髪の毛を絞って洪水を起こしたそうです。
この像でも、髪の毛の先から水が流れ出ているのがわかると思います。
プラ・メー・トラニー像
この後は、10分ほど歩いてチャオプラヤー・エクスプレスに乗って、モノレール経由でゲストハウスに戻ったのでした。