映画「不撓不屈」–自利利他の精神

読書メモ

今日は4月から続いていた毎週土曜日の学校の最終日でした。
最終レポートも提出し、相当な開放感を感じています。
さらに映画の日で大人1000円で見られるということで、久しぶりに映画を見ました。
高杉良さん原作の「不撓不屈」です。
私はまったく知らなかったのですが、飯塚毅という税理士と国税局の戦いを題材とした実話小説です。当時飯塚事件と呼ばれたこの事件で、飯塚氏は自身の税務解釈をめぐって国税局と対立し、あげくに税理士法違反で起訴されることになります。
最終的には、自らの信念を曲げることなく無罪を勝ち取り、さらに税理士の地位向上を実現するまでのストーリーです。
飯塚氏の役は、滝田栄さんでしたが、これがかなり適役で重厚な演技でした。。
飯塚さんが常に口にしていた言葉が、「自利利他」です。
これは、「自利トハ利他ヲイフ」とよみ、「他人のために尽くすことが自分に尽くすこと」という意味だそうです。

自利: 悟りを得ようと修行に励み、その目的を自分一人の身において完成に努力すること。
利他: 悟りの完成を、自己の利得のためだけでなく、一切衆生の救済の為に専心努力すること。自利利他の実現を目指して生きることが菩薩行である。
【仏教大辞典より】

こういう人が日本にもいたんだ、という驚きと共に、強い意思と自律が人を集め、成功を生むのだなとあらためて思いました。
不撓不屈〈上〉

読書メモ

Posted by gen