丹波夏野菜を送ってもらいました
兵庫県丹波市には一度遊びに行ったきりなのですが、何人かの知り合いが住んでいます。そんな関係で、丹波野菜を送ってもらうことがときどきあります。
ALSになった私を気遣って、「大地のめぐみが詰まっている野菜を食べてください」と送ってくれるのです。
そんなふうに思える農家、中野さんが作っているということなので、「じゃあ、その農家の方を取材してくれないkな?」とお願いしてインタビューをしてもらったので、その内容を抜粋してご紹介したいと思います。
中野さんが作る野菜
中野さんはどのような思いを持って農業をやっていらっしゃるのか、インタビューをしてもらったのですが、その内容を抜粋してご紹介します。
自給自足を目指す農業
- 21歳のころにアメリカに一年住んだあと、ずっとここで農業しいてる。いま70歳。
- 60種類くらいの野菜をやってるが、力入れている作物は全部。
- よくいえば複合経営で、自給自足できる形を目指している。
- 牛乳低温殺菌とか、合鴨農法とかもやっている。
- 全体を消費者に提供しているが、消費者がついてくれてるのでやれている。
- 農業は、大変だけど面白い。
どんな野菜を作っているか
- ヤングコーン。皮付きヒゲ付きで出荷してる。ズッキーニも。
- 玉ねぎ、じゃがいもは継続的に出している。
- この季節は、きゅうりやナスの出荷が増える。
- 万願寺とうがらしや、いんげんなど、季節季節で少し新しいものを入れる。
- パプリカも入れるけど、これは自分で苗を作るところから始めるので時間がかかる。
- パプリカは、真っ青がだんだん赤くなったり黄色くなったりするけど、青いままで甘みがある。値段が少々高くても人気がある
消費者との関係 〜 完全無農薬
- 20箇所くらいに配っている。
- 消費者には苦労をわかってほしい。
- 農薬はかけたくないので、完全無農薬で作っている。
- いま作っているパプリカは株に虫がついて弱ってしまったが、復活してきた。
- 虫がつくと、スイカとかは全滅になる時もある。あと、獣害がひどい。
- 年に1−2回客先で話を聞くようにしている。
- 一箱で配っていたが、最近は3分の1は半箱になった。二人暮らしの人たちに一箱は多いからね。
野菜をしっかり食べてほしい
- 野菜は、体にとってとても大事なもの。
- たとえば、きゅうりは血液をサラサラにして、ガン抑制の働きがあると言われている。
- 癌はだれでも持っているものだが、それを一番抑えてくれるのが野菜。
- ブロッコリーが体にすごくいい。200種類の健康によい物質が含まれている。
- さらに、しその葉一枚でブロッコリー13個分のβカロチンが含まれる
- スーパーでは、普通は綺麗に揃えた葉っぱの10枚セットで売られている。これ出荷する方はとても大変。
- しそは種まいて発芽まで2週間かかるが、畑では雑草が勝ってしまうので苗を育てる。
- 葉を揃えるのは大変なので、軸切ってそのまま出荷している。しそジュースにするなら、たくさんの葉っぱがいるので、そのまま出荷のほうがいいでしょう。
その他もろもろ
- さつまいもを6月のはじめに植えた。つるも芋もどこでも食べられる。
- イノシシ対策で、電気柵をしている。
- 勉強して作ってイノシシにやられちゃうといけないので対策。柵ををしておけば大丈夫。
- 全部に力を入れてる
- お米も美味しいよ。
- 今日も草引きにシルバー人材センターに来てもらっているが、費用もかかるし人での確保が課題。
おわりに
いただいた夏野菜は、ラタトイユになって、美味しくいただきました。作っていただいた中野さん、送っていただいた湯山さん、どうもありがとうございます。
なお、お野菜を送っていただいたのは7月初めだったのですが、書くのが遅くなってしまったことをお詫びします。