今年の人民元レート

大連生活

業務の関係で、人民元レートの動向は常に気にしないといけない。
中国側の組織では日本円で売り上げが立つので、人民元が強くなると売り上げが目減りするのだ。
ちょうど、現在の日本経済の課題と同じで、自国の通貨が相対的に強くなると、外国で稼いだ分が相殺されてしまうわけだ。まあ、日本は消去法での上昇なのだが。。。
北京オリンピックの前には、1人民元≒17円レベルまで上昇したのだが、国内の混乱とリーマンショックから、ずっと低いレベルで推移している。今年になっても、1人民元が13円前半レベルで推移しており、いっこうにあがる気配がない。
2009年のGDPでは日本を抜くかもしれず、経済成長率も8%を超え、さらには外貨準備高が世界一になっている国の通貨が弱いわけはないので、いつ中国政府が切り上げを容認するかと考えると、年間予算作成も慎重にならざるを得ない。
Webサイトをちょっと眺めてみても、
中国当局は人民元上昇を容認せず~対米関係、日中で大差=田代尚機

人民元レート、5%引き上げの可能性…ゴールドマンサックス
と、対立する記事がいくつも見つかる。
さらに会社でこの話をしていたところ、中国の内需拡大に合わせて資源の輸入量が増えることを考えると、人民元レートが高い方が中国にはお得ですね、という話になった。
確かにそうだ。いま、中国は世界中のエネルギーと鉱物資源に投資しているのだ。
やはり今年は切り上げがあるのだろうか? 今年はなくても来年はあるよな。。
専門家ではないのでこれ以上はやめておこう。でも、とっても心配。

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Posted by gen